固定費をゼロベースで見直す方法|シンプルライフ流・節約術

ミニマルな暮らし

断捨離って、部屋の「モノ」だけじゃないんですよね。

気づいたらじわじわ増えていたのが「固定費」というガラクタ。毎月引き落とされているけど「何に使ってたっけ?」という出費が、調べたらけっこうあって、わたしも最初は驚きました。

今回は固定費の「断捨離」の話を書いていきます。

◎お金の管理全般についてはこちらの記事

シンプルを意識して変わった3つのこと【時間・お金・気持ち】
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◎断捨離の基本はこちらもどうぞ

断捨離したら、じわじわ変わってた。部屋・時間・お金・メンタル・人間関係、5つの変化
断捨離を始めてから、部屋・時間・お金・メンタル・人間関係が少しずつ変わってきました。劇的にではなく、じわじわと。アラフィフが捨てる100日を経て気づいた5つの変化を、体験ベースで正直にお伝えします。

まず「現状把握」から。知らないと減らせない

固定費を見直す前にやるべきことがひとつあります。「今、毎月何にいくら払っているか」を全部書き出すこと。

そこで便利なアイテムがマネーフォワードME。銀行とクレジットカードを連携するだけで、毎月の固定費が自動で一覧になるんですよ。
固定費の見直しには、銀行やクレジットカードの明細を手動で書き出していたのですが、これが地味に手間で、書き出すだけで1時間くらいかかっていました。マネーフォワードMEを使ってみたら、銀行とクレジットカードを連携するだけで毎月の固定費が自動で一覧になって、あの書き出し作業が一瞬で終わるようになりました。

ゆるりん
ゆるりん

「節約しよう!」と気合を入れるより、まず「見える化」の方が効果的でした。

マネーフォワードME、ミニマリスト目線で使い方を整理

マネーフォワードMEは銀行口座・クレジットカード・証券口座・電子マネーなどを連携して、お金の流れを自動で見える化してくれるアプリです。

無料版でできること
連携できるのは4件まで、データ閲覧は過去1年分という制限があります。ただし口座やカードをシンプルに絞っているミニマリストには、無料版で十分なことも多いですよ。

有料版(プレミアム)のメリット
連携数が無制限になり、過去データの閲覧期間も延長されます。月額540円・年額プランだと5,940円と実質500円程度なので、口座やカードを複数持っている方は検討する価値ありです。

アプリ版とWEB版で料金が異なります。アプリ内から申し込むとApp StoreやGoogle Playの手数料が上乗せされて割高になるので、必ずWEBサイトから申し込むのがおすすめですよ。

ミニマリスト的な使い方のポイント
口座・カードをそもそも絞っていると無料版の4件制限に引っかかりにくく、管理もシンプルになります。「見える化するだけで使い方が変わる」という感覚は本当にあって、プレミアム会員は月平均2万5,000円以上の家計改善を実感しているというデータもあります。まずは無料版から試してみるのがおすすめですよ。

固定費もモノの断捨離と同じ

クローゼットの断捨離や捨てる100日で身についた考え方があって。それは「今あるものを続けるのが当たり前」ではなく、「改めて必要かどうかを問い直す」という視点です。

服を手放すときに「今日これを知らずに出会ったら、買うだろうか?」と考えるのと同じように、固定費も「もし今ゼロの状態から契約するとしたら、これを選ぶだろうか?」と問い直してみると、意外と「なくてもいいかも」「もっと安いプランでよかった」と気づくことがあるんですよね。

ゆるりん
ゆるりん

断捨離で物を見る目が変わったように、固定費も一度ゼロベースで眺めてみると、契約を見直すことへのハードルがぐっと低くなりますよね。

削減しやすい固定費リスト

項目削減費難易度
サブスク・定額サービス月1,000〜5,000円★☆☆
通信費(スマホ・ネット)月3,000〜8,000円★★☆
光熱費(電気・ガス)月1,000〜3,000円★★☆
保険料月3,000〜15,000円★★★
住居費(家賃・ローン)月10,000〜50,000円★★★

固定費の見直しといっても、項目によって削減できる金額と手間のかかり方が全然違います。上の表を参考に、まず難易度の低いものから手をつけるのがおすすめですよ。

サブスクはスマホひとつで今すぐ確認・解約できるのでいちばん取り掛かりやすいです。
通信費は乗り換えの手続きが少し必要ですが、一度動けば毎月の削減効果が大きい。
光熱費は電力会社の切り替えで手軽に削減できる項目です。

保険料や住居費は削減金額のインパクトが大きい分、見直しに時間と労力がかかります。焦らず余裕のあるタイミングで検討するのがいいと思いますよ。

サブスク・定額サービス

動画配信・音楽・アプリ・ニュースサービスなど、サブスクは気づいたら増えています。

今すぐスマホで確認・解約できるのでいちばん手軽。
動画・音楽・アプリなど気づかず積み重なっているサブスクを一覧にすると「こんなに入っていたの?」と驚くことも。マネーフォワードで見える化するとそのまま整理しやすいですよ。

ゆるりん
ゆるりん

通信費などに紛れて、サブスクを契約していること自体を忘れてしまっていることってありませんか?契約するときは少し面倒でも、クレジットカードなど支出が把握できる支払い方法で登録しておくのがおすすめですよ。マネーフォワードと組み合わせると、どんなサブスクにいくら払っているかが一目でわかるので便利です。

通信費(スマホ・ネット)

大手キャリアから格安SIMへの乗り換えで月5,000〜8,000円程度の削減が見込めます。手続きもオンラインで完結できるものが増えて、以前より格段に簡単になりました。

通信費の見直し方法

通信費の見直しは、格安SIMへの乗り換えがいちばん効果的です。

とにかく安くしたい・データ無制限楽天モバイルデータ無制限・月約3,200円〜、通話かけ放題無料
少ないデータで月額を極限まで抑えたい日本通信SIM20GB・月70分通話つき・月1,390円〜

実は大手キャリアにもサブブランドや格安プランがあって、乗り換え先の選択肢は思ったより多いですよ。

現在のキャリア人乗り換え先
ドコモahamo
auUQモバイル
ソフトバンクY!mobile正規取扱店【Yステーション】
/ LINEMO
ゆるりん
ゆるりん

わたしも大手キャリアからサブブランドに乗り換えたら、毎月の料金が劇的に下がりました。いきなり格安SIMへの乗り換えはハードルが高いと感じる方は、サブブランドへの移行からはじめてみてください。

光熱費(電気・ガス)

電力会社の切り替えやセット割の活用で年間数万円の節約になるケースも。比較サイトで簡単にシミュレーションできます。

電気・ガス見直しサイト「エネチェンジ」 電力会社・ガス会社を比較!
エネチェンジは、電気代・ガス代の見直しができる比較サイトです。郵便番号などを入力するだけで節約につながる電力会社(新電力)・ガス会社を見つけられます。「光熱費を見直したい」「おすすめの電気料金プラン・ガス料金プランは?乗り換えた際の節約額の…

エネチェンジの使い方と注意点

電力会社の切り替えを検討するなら、比較サイト「エネチェンジ」が便利ですよ。郵便番号と世帯人数、毎月の電気使用量(検針票のkWhの数字)を入力するだけで、契約できる電力会社がランキング順に表示されます。氏名や住所の入力が不要なので気軽に試せるのもうれしいポイント。

注意点:ランキングはあくまで参考程度に

表示されるランキングは一般的な使用条件をもとに算出されているので、自分の生活スタイルに必ずしも合っているわけではありません。チェックしておきたいポイントはこの4つです。

  • キャンペーンの適用:適用条件や受け取り時期を外すと、想定より得しないことも
  • 基本料金の有無:使用量が少ない家庭は基本料金ゼロのプランが有利なことも
  • 料金単価:基本料金が安くても単価が高ければ意味がないので要確認
  • 契約縛り・解約金の有無:縛りなしのプランの方が柔軟に動けて安心

ランキング上位だからといって飛びつかず、詳細ページで自分の使用量と照らし合わせてから決めるのがおすすめです。

保険料

加入したまま何年も見直していない保険は要チェック。ライフステージの変化で不要になっている保険が意外と多いです。ネット保険への切り替えで月数千円〜1万円以上削減できることも。

本当に必要な保険だけ残す
保険って、加入したまま何年も放置してしまいがちなんですよね。いざ見直そうとしても「あのとき必要だと思って入ったし……」という加入時の感情が残っていて、解約に踏み切れないことも多いと思います。
そこで試してほしいのが、保険の見直しも「今ゼロから契約するとしたら入るか?」という断捨離と同じ視点で考えてみること。今の自分の状況に置き換えて問い直すだけで、意外とシンプルに整理できますよ。

まず知っておきたい:高額療養費制度
日本には高額療養費制度があって、ひと月の医療費の自己負担に上限が設けられています。一般的な収入(年収約370〜770万円)70歳未満の場合、月の上限はおおむね8万円台。どんなに大きな手術や入院になっても、それ以上は基本的にかかりません。※2026年8月以降、段階的に上限額が引き上げられる予定です。

厚生労働省「高額療養費制度を利用される皆さまへ」

この制度を知っているだけで「高額の医療費に備えるために保険が必要」という思い込みがかなり変わってきますよ。

家族構成・状況で必要な保険は変わる
わたし自身、独身なので死亡保険は必要ないと判断しています。死亡保険は「自分が亡くなったとき、生活が困る人がいるか」で考えるものなので、扶養家族がいない場合は不要なことが多いんですよね。

状況検討すべき保険不要になりやすい保険
独身・扶養なし就業不能保険・医療保険医療保険・死亡保険
既婚・子あり死亡保険・学資保険・職業不能保険・医療保険医療保険・貯蓄型保険(費用対効果が低いことも)
老後・子独立後介護保険・医療保険医療保険・死亡保険(縮小検討)

参考になった本の紹介
保険の考え方などを整理するのに参考になったのが、山崎元さんの「学校では教えてくれないお金の授業」です。10年以上前の本ですが、保険の本質的な考え方は今でも十分通用します。「保険は損な賭け」という視点は、ゼロベースで見直すきっかけになりますよ。
また、保険は基本的に掛け捨てタイプを選ぶことが、提唱されています。貯蓄型の保険は「保障+貯蓄が一緒になってお得」に見えますが、実際には手数料が高く、貯蓄と保障は別々に考えるということですね。

ゆるりん
ゆるりん

保険の見直しは難しく感じがちですが、「今の自分の状況で本当に必要か?」をひとつずつ問い直すだけで、意外とシンプルに整理できますよ。

住居費(家賃・ローン)

削減インパクトは最大ですが、引っ越しやローン借り換えが必要なので手間はかかります。でも一度動けば月数万円単位の差が出ることも。余裕があるときに検討してみる価値ありです。

「家賃って交渉できるの?」と思っている方も多いのではないでしょうか。
そんな方にまず知っておいてほしいのが、日向咲嗣さんの「家賃は今すぐ下げられる!」という本です。相場の把握の仕方から値下げ交渉の具体的な手順まで書かれていて、すぐに引っ越せない状況でも今の家賃を下げる方法がわかります。すぐに実践しなくても、知っているだけで次の更新時や引っ越しの判断がぐっとラクになりますよ。

ゆるりん
ゆるりん

衣食でちまちま節約するより、住居費をひとつ見直す方が効果は大きい。まずは読んで知識をつけるだけでも十分価値がある一冊だと思います。

まとめ:固定費の見直しは「知ること」からはじまる

固定費の見直しって、なんとなく面倒で後回しにしがちですよね。でも断捨離と同じで、「今の自分に本当に必要か?」をひとつずつ問い直すだけで、意外とシンプルに整理できるものだと思っています。

サブスクの棚卸し、通信会社の乗り換え、電気代の比較、保険の見直し、家賃交渉。どれも一度動けば毎月ずっと効果が続くのが固定費削減の一番いいところです。

全部いっぺんにやろうとしなくていいです。難易度の低いものからひとつだけ、まず手をつけてみてください。「知っているだけで損をしない」ことって、お金の話では特に大事だと思いますよ。

固定費を見直すときの参考に