羊毛フェルトに愛犬の毛を混ぜて作ったフェルトボール。未完成のまま残していた「いつか再開するかも」を手放せた日。

63日目は、試作のまま残っていたフェルトボールたち。
見た目は「何これ?」という感じなのですが、これは数日前にも手放した羊毛フェルトに夢中になっていた時期に、ワンコの毛を使って何か作れないかな?と思い立ち、試作していたものです。
羊毛だけではなく、愛犬の抜け毛を混ぜてフェルトボールを作ることができたら、きっと素敵な記念になる。そんな思いからはじまりました。
けれど、犬の毛は羊毛と違ってまとまりにくく、なかなか球状にきれいに仕上がらない。
のりの種類を変えたり、水との分量を調整してみたり、いろいろと工夫して試していたのですが、なかなかうまくいかず…。結果として、“試作品”のまま時が止まってしまいました。
それでも、「いつか再開するかも」と思って、ずっと保管していました。
どこかでまた熱が戻ってきて、あの試行錯誤の続きをやるかもしれない。
そんな気持ちで、引き出しの奥にそっとしまっていたのです。
でも、気づけばもう何年も経っています。
今回改めてこのフェルトボールを手に取って思ったのは、「あの時間はあの時で完結していたのかもしれない」ということ。
あの時の熱量はその時だけのものだったのだと、どこかでわかっていました。
試作だからこそ、未完成だからこそ、「もしかしたらまだ続きがあるかも」と思ってしまう。
でも、本当にまたやりたくなったときには、また一から作ればいい。
その時にはまた違ったアイデアが浮かぶかもしれないし、新しい材料や方法もあるかもしれない。
今の自分がもうそこに向かっていないと気づけたからこそ、今回はこの試作品たちに「ありがとう」と言って、手放すことにしました。
いつかのために持ち続けるより、もう一度やりたくなった時に一から始める方がきっと気持ちがいい。
試作で終わったものほど、“いつか完成させたい”という気持ちが残るのは、試行錯誤していた時間が愛着として積もっているからかもしれません。