羊毛フェルトの練習作品を手放しながら、自分の中に残っていた「楽しさ」や「夢中になれた時間」を思い出すことで、執着を手放すことができました。

羊毛フェルトに夢中になっていた時期がありました。
ふわふわの羊毛を少しずつ針で刺していく、無心になれるあの作業が心地よくて、何時間でも没頭できたのを覚えています。
そんな時間の中で生まれたのが、今日手放す作品たちです。
……といっても、どちらかというと「作品」というより「練習用のもの(?)」という方が近いかもしれません。
初期のころに形にしたものや、途中で止まってしまった未完成のものも多く、飾るでもなく、しまわれたままになっていました。
何日か前に、未使用の作成キットは処分しました。
残していたこの練習作たちは、「せっかく作ったものだし」「あの時の気持ちが残っているから」と手をつけられずにいたのですが、今回改めて見返して、気づいたことがありました。
それは、「愛着だと思っていたけど、これはもう“執着”なのかもしれない」ということ。
完成度や用途とは別に、「一度形にしたものを手放すこと」への迷いだけが残っていたように思います。
過去の趣味に向き合うのは、簡単なことではありません。
だけど、見直すことで自分の「今」にスペースをつくってあげられるのなら、そういう時間もまた必要なものなのだと思います。
私が残したかったのは、練習を頑張った時間と、少しずつ上達していった過程なのかもしれません。