工夫とひらめきで作ったDIYアイテム。でも、その使いにくさが日常の負担になっていた。経験として手放すことで、新しい工夫の基準が見えてきた。

数年前、ワンさま用のカートを買ったとき、後から「顎のせクッション」というアイテムがあることを知りました。
▼こんな感じのもの
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確かに足を置く場所もなく、なんだか落ち着かない様子。
でも、専用のクッションを買うにはちょっとお高いし、これなら作れるかも?と思ってしまったのが運の尽き。
ネットで検索して、形や素材を調べて、近所の100円ショップを回って…失敗しながら、ついに「これだ!」と辿り着いたのがこのコーナーガード。
発泡スチロール素材で軽くて扱いやすいし、布を巻いたらクッションぽくなるんじゃない?と、DIYモードに突入した。
完成したそれは、見た目こそ素人感は否めないけれど、ワンさまの足元にフィットしそうな気配。
さっそくカートに装着してお出かけしてみたら、思いのほかちゃんと使えた。ちょっと誇らしいような、嬉しいような気持ちになったのを覚えています。
でも、現実はそう甘くない。カートから乗せ下ろしするたびにズレたり、いつの間にか外れていたり。「よいしょ」と直すたびに、これって結構ストレスだな…と気づき始めた。
そしてある日、「私、何回これ直してるんだろう」と思った瞬間、ふと冷静になった。
それから使わなくなって、いつか改善してまた使おうと思って保管していたコーナーガード。
けれどその「いつか」は、この「捨てる100日間」でようやく終わりを迎えられました。
工夫して使えたときの謎の達成感——その記憶に引っ張られて負担になるくらいなら、感謝とともに手放していい。
これからしばらくは、カートの屋根を畳んで膝掛けをのせて対応する予定です。
必要があれば、そのときにちゃんとしたクッションを買えばいい。
自分が試行錯誤して得たモノへの執着。モノではなく経験として手放せばいいのかも。