32日目|飾りになったお気に入りフレーム|サブメガネ

DAY32 捨てる100日

「お気に入り」だったはずのメガネが、結局一度も使われなかった理由と手放す決意。モノの立場から考えるのがコツ?失敗から学んだ“サブ”の落とし穴。

今日は、数年前に度を入れた「家用のサブメガネ」とお別れすることにしました。

このメガネ、実はとても気に入っていたフレームだったんです。
おしゃれだけど主張しすぎず、でもどこか個性もあって。普段使いのメガネとは違う雰囲気だったので、当時は「おうち時間にぴったりかも」と思って、レンズに度を入れてもらいました。

ただそのとき、「サブ用だから」とレンズを薄くせず、標準のままにしてしまったのが、今思えば失敗でした。
完成して手に取った瞬間、フレームの良さはそのままなのに、ずっしりとした重さにちょっと違和感。それでも「せっかく作ったし」と無理に何度か使ってみたものの、長時間かけていると疲れてしまい、いつの間にかケースに入れたままに。今では飾りのように棚の隅に置かれたままになっていました。

お気に入りのフレームだったから、なかなか手放す決心がつかなかったのかもしれません。
「いつか使うかも」「予備として持っておこう」——そんなふうに思っていましたが、正直なところ、“一度も使っていない”のと変わりませんでした。

この「サブだからこそ雑に選んだ部分」が、結果として“サブにすらならなかった”という経験、ちょっと恥ずかしいですが、モノ選びの教訓になりました。

メガネとしても、アイテムとしても、もう役割を終えていることを、ようやく自分で認められました。

失敗した買い物だったけれど、それも含めて自分の選択です。これからは、ちゃんと使えるもの、必要なものを選べるように気をつけていきたい。

感謝を込めて、手放します。

“気に入ってるから”と残しているけど、実は使っていないもの…。
使う予定がないなら、それはモノの立場から見ても本望じゃないのかも。