自分のためだけの“推しグッズ”だったことに気づき、感謝とともに手放します。

ある日、確か100円ショップだっと思いますが、お店で見かけた犬用サングラス。
あまりの可愛さに即購入。
サングラスはとっても可愛くて、
「うちのワンさま、これ絶対似合う!」とワクワクしながら装着。
たしかに、写真映えは最高でした。
でも――
実際に使ったのは、その写真を撮ったたった一度きり。
うちのワンさまは被り物が苦手。
無理してつけることはできないし、嫌がって動かなくなってしまう。
「これは実用じゃなくて、ただの“私のため”のアイテムだったな…」
と、今なら冷静にわかります。
それでも、サングラスはしばらく捨てられず、
ワンさまの洋服かけのフックに、まるで飾りのように掛けられたままに。
完全に「視界から外れていた捨て候補外アイテム」のひとつでした。
でも、最近になってようやく気づきました。
それって結局、「可愛いから捨てられない」という、
自分のエゴの残り香だったな、と。
愛犬との暮らしが長くなるほどに、
本当にワンさまが喜ぶものとそうでないものが、
自然と分かるようになってきました。
だからこそ、
「たしかにあの時は嬉しかった。でも今の私には必要ない」
そう素直に思えるようになりました。
モノはただの道具。
相手が喜んでくれてこそ、初めて「本当にいいモノ」になる。
そんなシンプルな真理を、またひとつ教えてもらった気がします。
この犬用サングラス、今は使い道もいないし、飾る意味もない。
あの頃の“ワクワクした自分”と“ちょっとした自己満足”ごと手放します。
ちょっとした「推しグッズ」感覚で買った犬用アイテム。
でも、本当に喜んでいるのはワンさま?自分?
そんな視点の違いに気づけた30日目でした。
“かわいい”だけで必要ないものをたくさん買っていたあの頃——
愛犬との距離感って、意外と自分自身の整理にもつながる気がします。
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