使っていないのに「しまってあるからOK」と見過ごしていたアイテム。見えないけど心に残っている“使わないモノ”を手放す

ハンドメイド小物やフリマアイテムを出品していた頃に、
「きれいな写真を撮りたい」という気持ちから購入した撮影ボックス。
LEDライト付きで、カラーバリエーション豊富な背景もついていて、ちゃんと使えばとても便利なアイテムです。
しばらくは使っていたのですが、ある日、LEDに手が触れてしまい、
「あつっ」と火傷しそうになってから、なんとなく使わなくなってしまいました。
コンパクトに折りたためて収納できるタイプだったので、
収納ボックスのすみに立てかけてそのまま……存在は知っていたけれど、
「また使うかも」と自分に言い訳しながら放置していました。
でもこの数年、一度も出して使ったことがない。
それって、もう役割を終えているということかもしれません。
「必要なときに買えばいい」
「いま持っていることで、かえって選択肢を狭めてしまっているかも」
そう思うと、ようやく手放す気持ちになれました。
実際のところ、今はスマホでもきれいな写真が撮れるし、
背景布や自然光の工夫で十分代用できると気づいたことも後押しになりました。
「使っていたことがある」
「また使えるかも」
「しまってあるから大丈夫」
…こういう気持ちが、気づかぬうちにスペースと心を占拠している。
そんな思考のクセに向き合えた一品でした。
「しまってあるからいいや」で見ないふりしてたものって、
実は一番“存在を忘れていない”のかもしれない。
手放すコツは「今使っているか」ではなく、
「また使う想像ができるかどうか」なのかもしれません。

