一度も使わずに置かれていた小型カメラ。買って失敗したものを手放すコツと気づきを綴ります。

数年前、ペット用の見守りカメラとは別に、小型の防犯カメラを追加購入しました。
目的は「防犯」ではなく、うちのワンさまの見守り。
特に、遠目からも確認できるカメラがあれば安心かも…という気持ちからでした。
でも実際には、一度も使ってません。
それでも、「あったら便利かもしれない」「いざという時に使えるかも」と思ってしまうんですよね。
結果的にこの小型カメラは、一度も使わないまま、袋に入れたまま何年も保管されていました。
存在を忘れたわけではないけれど、使い道もないまま、
「使っていない」だけで捨てられない存在になっていたのです。
何度か見直すタイミングはあったものの、「新品だし」「いつか使うかも」と思って、
判断を先延ばしにしてきました。
でも今回、改めてこのカメラと向き合ってみて感じたのは、
「この先も、きっと使わないだろうな」という確信です。
今まで一度も使わなかったものが、これから急に必要になることって、実はあまりありません。
それなのに、“新品である”という理由だけで手元に残し続けてきました。
それって「物」そのものではなく、「もったいない気持ち」や「後悔しないようにと備える気持ち」に執着していたのかもしれません。
だけど、その思いを手放したら、意外とすっきりするものです。
「使わなかった」という事実に目を向けて、それを受け入れることも大事だなと気づきました。
必要だと思って買ったけれど、使うことがなかった。
でも、それもまた一つの経験。だからこそ、今後同じような買い方はしないようにと、
学びにもなったと思います。
物を手放すことは、感情と向き合うこと。
今回は、小型カメラを通して、使っていないものをどう扱うか、
改めて考える良い機会になりました。
買って失敗することって少なくないけれど、そういうモノとの向き合い方を
考えるうちに、失敗したものへの手放し方や、捨てるコツが少しずつ
掴めてきた気がします。