今回は、“そこにあるのが当たり前”になっていたモノを
見つめ直しました。

今日捨てたのは、犬用のシャンプータオル。…といっても、
試供品でいただいたもので、なんと10年前のもの。
捨てるものを探していると、なぜかこのタオルが出てきました。
「これまだあったんだ…」と、ちょっとびっくり。
というのも、いわゆる“見えない在庫”になっていたんです。
場所を取らないし、薄いし、なんとなく「備え」として置いていた。
「災害時には役立つかも」と、漠然と思っていたけれど、よくよく考えると──
10年前のシャンプータオルを、いざという時、老犬に安心して使えるのか?
うちのワンさまはシニア期真っ盛り。
さらに、敏感肌でシャップーは決まったものしか使ってない。
肌に合うかどうか分からない製品を、試さず10年寝かせてきた。
今さら「非常用だから」と言って使うには、不安しかない(^_^;)
そもそも試供品って、「使ってみてよかったら買ってね」のサンプル。
もらった時に使ってみるのが本来の役割。
それを“いざという時に”としまい込んで、使うこともせず、忘れた頃に存在を思い出す。
こういう「捨てる対象だとすら思っていなかったモノ」って、
家の中にまだまだ潜んでいるのかも。
小さくて、軽くて、場所も取らないから見逃されがち。
でも、“在ることが当たり前”になっているから、意識にものぼらない。
そして一番の問題は、「自分でもその存在を忘れている」ということ。
それはつまり、必要ないのに所有し続けているってことなんですよね。
使わない備えは、もはや備えじゃない。
本当に必要なら、新しいものを選び直す方がきっと安心。
だから今日は、この空気のような存在だったシャンプータオルとさよならしました。
🐾 存在すら忘れていた「見えない在庫」。今の自分と暮らしに、本当に必要か?を問い直すことが大事だと気づきました。

