「似合うはず」と思い続けたキャップを手放しました

「これは似合う」「これは自分に合っている」
いつの間にか、そう“思い込んでいた”アイテムってありませんか?
今日捨てるのは、ごつめの黒キャップ。
いつ買ったかも思い出せないけど、形も色も気に入っていて、
冬になると使っていたお気に入りでした。
少しかっちりした四角いフォルムで、
きれいめのアウターと合わせると程よくカジュアルダウンできる。
自分の中では“スタイルを整える最後のひと押し”的な存在だった気がします。
…ただ、ずっとどこかで違和感も抱えていました。
鏡に映った自分の姿を見て、「ん?なんか帽子が浮いてない?」と思うことが何度かあったんです。
でも、「黒で合わせやすいし」「形もかわいいし」と言い訳を重ねては見て見ぬふり。
断捨離アイテムを探してるなか、
ふと「このキャップ、私に本当に似合ってる?」と考えてみました。
ネットで検索もしてみました。
「四角いキャップ 似合う人」「キャップ 骨格タイプ」…
調べてみたら、骨格的には私のタイプでも似合う“はず”らしい。(アレ?)
だけど、しっくりこないものは、やっぱりしっくりこないんです。
認めます。似合いません (T ^ T)
何回か被って外に出てみても、なんとなく落ち着かない。
鏡の前で微妙な気持ちになって、結局帽子を置いて出かけることもしばしば。
頭では「似合うはず」と思ってる。
でも、感覚が「違う」と言ってる。
“なんとかすれば似合う”という執着があったんだと思います。
今回の「捨てる100日間」では、そんな風に“気づかないふり”をしてきた
小さな執着を見つけて、ひとつひとつ手放していきたい。
キャップに限らず、「気に入っている」と「似合う」は別の話。
似合わないことを認めるのはちょっと悔しいけど、それもまた、
自分を大切にすることのひとつかもしれません。
なので今日、私はこの黒キャップを手放します。
ありがとう。私の“似合うと思いたかった”気持ちと一緒に。
「似合うはず」という思い込みを、そっと手放しました。
似合うはず、きっと活躍するはず──
そんな“はず”で残しているモノ、まだまだありそうです。
これからもひとつずつ、向き合っていきます。

