捨てる35日目|買い直す?と聞けば答えはNO|壊れてないけど使わないタッチペン

DAY35 捨てる100日

「壊れてないから捨てられない」にさようなら。捨てる判断の“効果”を感じた35日目。

35日目はタッチペン。
数年前に購入したもので、目的はタブレットでのお絵描きでした。

手軽に描けるし、憧れの「iPadで絵を描く生活」を思い描いていたのだと思います。
でも現実はというと、なかなか思うように使いこなせず……。
そして数日後には、うちのワンさまにかじられてペン先がガジガジに。泣けました。

ただ、完全に壊れていたわけではなく、一応「使えなくはない」状態。
これがくせ者でした。
壊れていたらすぐに捨てられたかもしれません。でも“壊れてないし、いつか使えるかも”という希望的観測で、なんとなく保管していたのです。

その“いつか”は、一度も来ませんでした。

「タブレットで絵を描きたい」その気持ちは今もゼロではないけれど、使うならもっと快適なペンが欲しいし、そもそも本当に描きたいならすでに行動しているはず。
あらためて、「もしこれが完全に壊れていたら、また買い直すか?」と自分に問いかけてみました。答えは、NO。それがすべてを物語っていました。

この問いをもっと早く自分にできていれば、もっと早く手放せていたかもしれない。そんな気づきとともに、今日ようやく決断できました。

思い出や可能性に執着して、機能としてはほとんど使っていない物を引きずっていたことに気づけて良かった。壊れていない=取っておく理由にはならない。
これからは「もう一度買い直すか?」をひとつの判断基準にしていきたいと思います。

執着の残り香を手放すことで、思考も少し軽くなった気がします。
「もう一度買う?」この問いを、次の手放しにも活かしていきたいです。