使いこなせないアイテムは“好き”でも不要。付録ブームの名残と向き合った29日目。

数年前、雑誌の付録で手に入れたスカーフバッグ。
名前の通り、スカーフに取っ手がついたような軽やかで個性的なバッグです。柄も色も好みで、買ったときは「これ、かわいい!」とテンションが上がりました。
だけど、現実は少し違いました。
まず、バッグ自体が布なので中身が安定せず、ふにゃふにゃ。
スカーフ素材なので、中身が落ちてしまうんじゃないかと不安で、結局「何を入れよう?」と悩んでしまう。
そのうち、入れるものがない=使うタイミングがない、となっていきました。
それでもデザインが好きだから、しばらくは手放せず、何度か鏡の前で合わせてみたことも。
でも、派手めな柄が服とちぐはぐだったり、自分に似合っていない気がして、結局またしまい込む、の繰り返し。
今回の「捨てる100日」で、そんな過去の“気持ちだけで持っているモノ”と向き合うようになりました。
このスカーフショルダーもまさにそのひとつ。
「好きだけど、使えない」
「可愛いけど、自分には似合わない」
そんな葛藤を正直に受け止めて、やっと手放す決心がつきました。
このスカーフショルダーは、私の“付録ブーム”の象徴みたいな存在。
数年前、雑誌の付録がどんどん豪華になって、気がつけば毎月何かしら買っていた時期。
自分で選んだわけではないのに「せっかくだから」と試してみたり、溜めていったり…。
そういう過去の名残が、今の暮らしにちょこちょこと残っているのを、こうやってひとつひとつ確認していく作業でもあります。
“使いこなせないものを持ち続けない”
この視点を、今後のモノ選びにも活かしていきたいです。
“好き”と“使える”は別モノだってあらためて気づいた日。自分に合うモノだけで暮らしたい。
可愛い!便利そう!…で買ったはずの付録が、結局使えない。“使える気がする”っていう予感だけでモノが増えてたなと、今ならわかります。付録のマジックなかなか手強そうです。

