つけたい気持ちで買った香水だけど、自分に合わないと感じた違和感。
失敗した買い物との向き合い方に、手放すコツのヒントが見えてきます。

今日手放したのは、お試しサイズのブランド香水。
店頭で香りを試させてもらって「いいな」と思い、とりあえずミニサイズを購入したものと、SNSで見てどんな香りか気になって、お試しサイズとして購入したものだったと思います。
でも実は、香水があまり得意じゃないんです。
強い香りが続くと少し疲れてしまうし、ワンコと暮らしていることもあって、香りには気をつけています。
犬の嗅覚はとても繊細。人間にはほんのり香る程度でも、ワンコにとっては強烈だったりするそうです。
それでも香水をつけることにどこか憧れがありました。
映画の中のように、自分の好みの香りを味方につけた女性のイメージに、背中を押される気がして。
でも現実では、出番がほとんどないまま、棚の隅に何年も放置されてしまいました。
お試しサイズだから場所も取らないし、まだ使えるし……と、
いろんな理由をつけてそのままにしていたけれど、日頃から使っていないモノって、いざという時にもやっぱり使えない。
香りって「慣れ」もあるので、普段から少しずつ使っていないと、自分にしっくりくる香りにはならないんですよね。
「つけてみたい気持ち」と「実際に使う現実」の間にずっと距離があったこの香水。
今日は、そんな自分の気持ちごと手放してみることにしました。
たった数mlほどだけど、そこに詰まっていたのは「憧れ」や「理想」といった、今の自分に少しズレている思いだったのかもしれません。
日常に香水がなくても、自分の心地よさを大切にできる。
そう気づけたから、今は心置きなく「ありがとう」と言えます。
つけたい気持ちだけじゃ、使えるモノにはならない。
気持ちの整理と一緒に手放しました。