今回は、インテリア用の白い枝を使った自作の撮影小物と、
その“もう使わないけど手放せなかった理由”についてです。

フリマ出品にハマっていた時期がありまして、
商品写真にちょっと雰囲気を足したくて作ったのが
この「白い枝の撮影小物」
インテリア用に売られていた白く塗装された枝を、
自分でカットして束ねただけのものですが、
作品の背景に入れると不思議と“映える”。
撮影小物として重宝していました。
でも、フリマをあまりやらなくなってから数年……
使っていないのに、ずっと捨てられなかった。
理由はやっぱり、「いつかまた使うかも」
撮影用にまた必要になるかも、と。
でも今回、ふと気づいたんです。
「必要になったらまた作ればいいじゃん」と。
この枝は特別な素材でもなく、インテリア雑貨店に行けば似たものが手に入る。
もしかしたら100均でも買えるかも。
カットも難しくないし、束ねるだけならまた10分あれば作れる。
そう考えたとき、
「今は必要ないものを、いつかのために取っておく」ことの不自然さに気づきました。
しかもこの白い枝、けっこうかさばる。
小物入れの隅でずっと場所を取っていたことにも、ようやく目を向けられた感じです。
最初の断捨離では、こういう“自作の便利アイテム”も捨てる対象になっていなかった。
むしろ、「工夫して作ったもの=大切なもの」という謎の思考が、
保留リストに回してしまっていたのかもしれません。
思い出や達成感を否定する必要はない。
ただ、「今使っていない」という事実と、
「必要なら再現できる」という安心感で、やっと手放せるようになりました。
再現できるのに保管してしまう「いつか使うかも」まだまだありそうです。

